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栗きんとん、ひなたぼっこお届け日について
栗きんとん、ひなたぼっこ、およびそれらを含む商品については、現在ご注文からお届けまでに10日程度を頂戴しております。
ひなたぼっこ


土づくりから始める干し柿づくり。
守り伝えていきたい南信州の食文化。

乾燥の状態を見ながら柿もみを丁寧に繰り返す作業で干し柿の出来が左右されるため、ここで干し柿生産者の長年の経験と技が発揮されます。
初冬の夕日に映えて、家々の軒下にぽっと明かりを灯す干し柿は、里山の風物詩。柿は、その滋養の豊富さから、日本でも古くから民間薬としても用いられてきました。赤く熟れた柿をむいて軒につるしておくと、不思議なことに、渋い柿ほど、どんどん甘くなります。干して乾燥させることで、さらに奥深い風味を醸し出し、果物が持つビタミンやミネラル分などの成分も増加します。寒冷地で干し柿や乾燥果物は貴重な栄養源であり、嗜好品でもあります。
冬の栗きんとんで栗と共に素朴な味わいをひきたてあう「市田柿」は、信州伊那の肥沃な土地で誠実な生産者によって大切に収穫され、熟練の技術で干し柿に加工されたものです。
市田柿の歴史は古く、500年以上前から南信州で栽培されてきた渋柿の品種です。現在は干し柿にしたものが一般的に「市田柿」と呼ばれ、平成18年には地域ブランドにも認定されています。信州伊那谷では、古くから大切な人に干し柿を贈る習慣が伝えられ、江戸時代には戦の陣中見舞いに「串に刺して乾燥させた柿を贈った」という史実が残されています。昭和になり皇室にも献上され、その名は広く知られるようになりました。

二つのアルプスを望む信州伊那谷、清冽な雪融け水、日当たりの良い南向きの斜面、昼夜の寒暖差。果樹の生育に適した場所です。
恵那川上屋では、素材探求の旅で出会ったこの素晴らしい産物をお菓子の素材に戴き、地元生産者の皆さんにお世話になる中で、市田柿を土から育て干し柿に仕上げる伝統農業を大切に守りたいと考えるようになりました。
そのためにできることを、小さなことから始めています。ずっと守りたい南信州の市田柿、恵那川上屋のお菓子にかえてお届けします。

旬の風味をそのまま眠らせる冷凍技術で、栗のおいしさを年間を通じてお届けできるようになりました。 素朴な栗の香りと、四季の素材。五感で楽しむ季節限定の栗きんとんです。

里長閑
【販売期間】2月上旬~4月下旬
【岐阜県産「自然薯」自社製「黒糖」使用】
自社工房製黒糖で炊き上げた栗餡のコクのある味わいを、自然薯を使った練り切りの朴訥とした土の香りがいっそう引き立てます。仕上げには花咲く里山の風景を型押しし、桜のジュレで香りと彩りのアクセントを添えた、春の訪れを愉しむお菓子です。

栗観世
【販売期間】4月下旬~9月中旬
【岐阜県美濃白川「麦飯石の水」使用】
清らかな水と、空気を含んだきめ細やかな泡が醸し出すぷるんとした食感。独自開発した「泡沫(うたかた)生地」で、栗きんとんを優しく包み、すくった川の水に沿う、蛍の姿をうつしました。冷やしてお召し上がりください。